
今回はCompelling Evidence 3.0を取り上げ、2023年の初めに私が関わった二つの予測について年央の振り返りを行います\。一つはチャージバック規則の変更と、多くの加盟店が注視してきた2023年のVisaの更新についてです。もう一つは、技術的な侵入と金融詐欺の手口を組み合わせた、組織的なサイバー不正の攻撃についてです。
このエピソードはフランク氏、メアリー・アン氏との対談の続きです。この二つの領域にもう少し時間を割きたいと考えたのは、どちらも加盟店、不正対策チーム、紛争対応の方針に大きく関わるからです。収録の時点では、Compelling Evidence 3.0の影響をまだ大きくは感じていない企業もあれば、チャージバックの勝率に変化を感じ始めた企業もありました。この食い違いだけでも、注目に値します。
もう一つのテーマも同じくらい重要です。不正とサイバー攻撃は、もはや別々の話題ではありません。情報漏えい、侵入、その他の技術的な手法が金融詐欺を支える形での「サイバー起点の不正」を目にするチームが増えています。不正対策の方針とセキュリティの方針が互いに連携していなければ、その隙は瞬く間に高くつきます。
そしてこれは重要な問題です。
Compelling Evidence 3.0は、Visaによる技術的な更新にとどまらないからです。加盟店の紛争対応、チャージバックへの反証、そして今後の不正対策の考え方そのものに影響します。そして組織的なサイバー不正も、情報セキュリティ部門だけの問題ではありません。企業の備えの有無にかかわらず、すでに不正の風景の一部なのです。
このエピソードで聞ける内容:
- Compelling Evidence 3.0が、加盟店にとってVisaのチャージバック規則の何を実際に変えるのか
- チャージバックの勝率が、加盟店や利用形態によって大きく異なりうる理由
- 規則の変更が、紛争対応と証拠の組み立て方にどう影響するか
- 組織的なサイバー不正が、eコマースやカード非提示の不正対策チームにとって大きな問題になりつつある理由
- サイバー起点の不正が、技術的な攻撃と金融詐欺を組み合わせて損失をどう拡大させるか
次のような方におすすめのエピソードです:
- チャージバック、紛争、不正対策を担当し、Compelling Evidence 3.0をより明確に把握したい
- Visaのチャージバック規則が自社の反証の方針にどう影響しうるかを理解したい
- カード非提示の不正に携わり、eコマースの動向を追う必要がある
- 自組織における不正とサイバー攻撃の重なりを懸念している
- 加盟店の実際のリスクに結びついた、より確かな証拠の方針を必要としている
このエピソードが気に入ったら、iTunes、Spotify、YouTubeなどお使いのポッドキャストサービスで購読とレビューをお願いします。番組を広める大きな力になります。


