
今回は不正対策の現場のメンタルヘルスについて、そしてこの分野が、重圧の大きい仕事、絶え間ない警戒、感情面の負荷が、それを担う人に影響しないふりを続けてはいられない理由について話します。まさにそこが問題なのです。不正と闘う私たちは、事業や顧客やシステムを被害から守ることに多くの時間を費やしていますが、その仕事が時間をかけて自分たちに何をもたらしうるのかを率直に語ることには、必ずしも十分な時間を割いてきませんでした。
今回のFraudologyでは、情報サイト「About-Fraud」の共同創設者として多くの人に知られる、同じく不正対策に携わるPJ・ローホールさんと語り合います。PJさんはECの分野で、そして金融機関とともに、10年にわたり不正と闘ってきました。自身の歩んできた道のり、その過程で学んだこと、そして不正対策の仕事が携わる人をどう形づくるのかを、率直に話してくれます。
しかしこの対話は、キャリアの教訓にとどまりません。PJさんは強迫症と不安との闘いについて心を開いて語り、私自身もそうしました。これは私にとっても身に覚えのある困難であり、とりわけこの1年を経てなおさらです。この対話が私にとって大きな意味を持ったのは、その点にもあります。私たちはメンタルヘルスについて、米国の企業社会やその外に今なお残る偏見について、そして自分たちを助けてくれたいくつかの工夫について、率直に語り合いました。これは重要です。不正対策の現場のメンタルヘルスは、脇に置いておける話題ではないからです。不正と闘う人の健やかさの一部であり、キャリアの回復力の一部であり、強度が高く、要求が厳しく、感情をすり減らしうるこの職業で健康を保つために必要なことの一部なのです。
この不正の見方は、実務では次のような意味を持ちます。
- 業界特有の重圧は時間をかけて静かに積み上がるため、この分野のメンタルヘルスは重要になる
- 不正対策のキャリアにおける回復力は、技術的な力量や職業上の野心だけでは決まらない
- 職場での不安や、強迫症を抱えながらの職業生活は現実の困難であり、もっと率直に語られてよい
- 偏見を仕事の一部として扱うのをやめたとき、同業者同士の支え合いと職場のメンタルヘルスは良くなる
このエピソードで聞けること:
- PJ・ローホールさんのキャリアが、ECと金融機関の双方でどのように築かれてきたか
- その道のりを形づくった、仕事上の学びと職業上の困難
- この分野のメンタルヘルスについて、業界全体でより率直な対話が必要な理由
- 職場での不安、強迫症を抱えながらの職業生活、業界特有の重圧が、実際の人々に与えている影響
- 同業者同士の支え合い、企業におけるメンタルヘルスへの理解、偏見をなくすことが、実務ではどのような形をとるか
次のような方はぜひ聴いてください:
- 不正対策、リスク、コンプライアンス、調査に携わり、メンタルヘルスについてより率直な対話を求めている
- キャリアの回復力、不正と闘う人の健やかさ、燃え尽きの予防に関心がある
- 職場での不安、強迫症を抱えながらの職業生活、職場のメンタルヘルスについて知見がほしい
- 職場でメンタルヘルスを擁護することや、業界内でのより強い支え合いを大切に思っている
- 不正対策分野でのキャリア形成や、職業上の困難の個人的な側面に関心がある
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