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#83

ボーナスエピソード - より賢く、ムダなく構築する:AIを活用して不正対策の雑務をなくす(ベン・グラフ氏)

30 min
ボーナスエピソード — よりスマートに構築する

この特別編では、Banking on Fraudology、Safeguard の提供で、ヘイリー・ウィンダムがネオバンク業界で活躍する独学のAI専門家ベン・グラフと対談します。ベンは、不正対策の次なる変革の波を牽引する好奇心と勇気を体現しています。

この対談では、AI を一から学ぶとは実際にどういうことなのかを掘り下げ、詐欺防止の未来は人を置き換えることではなく、テクノロジーによって人を支援・強化することにあると強調しています。

主なポイント:AI、イノベーション、そして不正対策におけるエンパワーメント

AIを使ってAIを学ぶ

  • Ben は、ChatGPT、Claude、Gemini など、さまざまな LLM ツールをコーチやメンターのように活用した方法について説明しています。彼はそれらの能力や一貫性を理解し、効果的なプロンプトの出し方を学ぶために、何時間もかけて試行錯誤を重ねました。
  • このアプローチによって、彼はデータ分析やSQL、JavaScriptといった技術的な概念や実務を、自分のチームが実際に活用できる知識へと変換し、コミュニケーション上の障壁を取り除くことができました。
  • 最も難しかったのはどこから始めればよいかを知ることでしたが、「何もしないより、少しでもやるほうがいい」という気づきが鍵となり、知識を積み重ねていくことで障壁はすぐに低くなると分かりました。

雑務を削減するための実践的なAI活用法

  • チームをより効率的にすること:AI は手作業を減らし、専門家がよりインパクトの大きい戦略的な業務に集中できるように活用すべきです。
  • 書類確認の自動化:AI は OCR を用いてデータを抽出し、不整合を検出し、本人確認書類、事業関連書類、収入証明書類など、審査において最も時間がかかりがちな書類の要約を自動生成できます。
  • データ取得とシステムのサイロ化:AI を活用することで、チームメンバーは自分たちで SQL クエリを書いてデータウェアハウスからデータを取得できるようになり、データチームへの依存度を大幅に減らすことができます。
  • 製品や機能の提案:AI ツールを使えば、完全なダッシュボードのコンセプトをモックアップしたり、コードスニペットを自動生成したりできるため、エンジニアにとって視覚的なイメージが明確になり、不正対策チームと技術チームの間の摩擦を軽減できます。

エンパワーメントと合意形成の力

  • リーダーシップは、不正対策に取り組む人々が探求と革新に積極的に取り組める文化を築くうえで、極めて重要な役割を果たします。
  • 時間短縮の本当の価値は、浮いた時間をどのように再投資するか――たとえば、不正による損失の削減、顧客維持率の向上、あるいは新たな高インパクトの施策への取り組み――によって生まれます。
  • 各チームには、AI ツールには自社の機密情報や個人を特定できる情報(PII)を入力しないこと、そして安全に実験できる環境を確保することが推奨されています。また、AI にできることとできないことについては、いまも皆が学んでいる最中であることを念頭に置く必要があります。

Guests

ベンジャミン
Benjamin Graf
トラスト&セーフティ部門ディレクター