
ゲスト:アラン・バック
今回は不正対策の伝え方について取り上げます。正直なところ、これは、うまくいかなかった結果をチームが味わい始めるまで十分に注目されないことの多いテーマです。不正対策の責任者の多くは、リスクを見抜く力を持っています。対策の仕組みを築く力も、方針が持ちこたえなくなった瞬間を見極める力も持っています。しかし、何を変える必要があり、なぜそれが重要で、どう支えてほしいのかを社内の他の人たちに理解してもらうのは、まったく別の技能です。
だからこそ、アラン・バック氏とこの対話を持ちたいと考えました。
アラン氏は、eコマースの不正、小売における組織犯罪、企業内調査にまたがる視点を備えており、その幅広い背景は、不正対策における信頼の捉え方によく表れています。顧客との信頼だけでなく、社内の関係者、経営層、部門横断のチームとの信頼も含めてです。不正対策の仕組みに本質的な変更を加えようとするなら、とりわけ大規模なオムニチャネルの小売の現場では、方針そのものは仕事の一部にすぎません。伝え方がもう一つの部分であり、しばしばそちらのほうが難しいのです。
さらに、不正対策技術の選定、方針の抜本的な入れ替え、そして「ノー」と言われることが必ずしも行き止まりではないという現実についても踏み込みます。それは、より良い「イエス」にたどり着く道筋であることもあるのです。
そしてこれは重要な問題です。
伝え方は、技術的には正しいのにどこにも進まない計画と、実際に採り入れられる実務的な方針とを分けるものであることが多いからです。
実際には、次のような意味を持ちます:
- 優れた方針でも事業側の支持がなければ機能しないため、伝え方が重要になる
- 関係者との足並みが、洞察から実行へ移れるかどうかを左右することが多い
- 信頼は、正しさだけでなく、明確さ、一貫性、関係づくりによって築かれる
- 自分たちの目標を事業の現実に結びつけたとき、経営層への伝え方は強くなる
このエピソードで聞ける内容:
- アラン・バック氏の経歴が、不正対策の率い方とオムニチャネル小売への見方をどう形づくったか
- 大きな方針転換を進めるうえで、伝え方がこれほど重要である理由
- 新たな摩擦を生むのではなく助けになる道具を探すとき、技術の選定はどのようなものになるか
- 関係者との信頼を築くことが、判断と長期的な成果をどう良くしうるか
- 同業者との協力と社内の良好な関係が、実務を率いるうえで重要である理由
次のような方におすすめのエピソードです:
- 不正対策、eコマース、小売、リスク、調査に携わり、伝える力を高めたい
- 方針や技術の変更を支えるために、関係者との足並みをそろえたい
- 不正対策における信頼と、経営層からの信認をどう高めるかに関心がある
- 複雑なオムニチャネルの事業の中で方針を実行に移す、実践的な知見を求めている
- チームの協働、経営層への伝え方、長期的なキャリアに注力している
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